中国四国医師研修センターは、中国四国地方の民医連研修病院群のセンターです。民医連の病院では、地域に根ざし、そのニーズを満たせるようなミッションに基づき、必要とされる医師養成を行なっています。初期研修では、幅広い疾患や問題に対応できる能力を身につけることができます。専門研修では、総合性を専門とした家庭医・総合診療専門医、総合力を基礎とした専門医の養成をおこなっています。
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西村洋一

〔出身大学〕
産業医科大学・1988年

〔病院での役職〕
内科科長

〔専門医等取得資格〕
日本プライマリ・ケア連合学会 認定医 指導医

自院の研修の特徴は?

少人数の研修なので、研修の進捗状況や研修医の希望に合わせた研修の細かい設定が可能。

各科に分かれていないので、患者さんの総合的把握が身につきやすい。

経済的・社会的に困難な立場に置かれている患者さんが多く、疾患だけでなく患者さんをめぐる社会的な状況も含めたマネージメント能力が身につく。

他の研修関連病院へのローテートがあり、自院とは違うシステムや患者層を見ることで幅広い経験ができる。

 

 

自身が理想とする医師像は?

  • 地域の一員として住み続けられる町づくりに参画できる医師。
  • 患者さんの無用な心配は取り除き、安心した生活をサポートできる医師。
  • 患者さんの身体的・精神的・社会的な問題に対して、ほかの医療機関への紹介や行政との連携等も含め、適切なマネージメントのできる医師。

 

 

これから医師をめざす方(医学生)へのメッセージ

医師はやりがいのある仕事ですが、大変な仕事です。とくに価値観が多様化している現在は、なおさらです。しかし、医師は病に苦しむ人を治したり癒したりし、人々の人生を豊かにする存在でもあります。

これから医師をめざす方々には、いろいろなことを経験し、多くの人とコミュニケーションを図り、自分の人間力のようなものを磨くようにしてもらえたらよいのではないかと思います。